KMZ Industar-22 50mm/f3.5 を a7Rii+LM-EA7で使う



2020-05-06

RX100M3

外出自粛で撮影にも出れない中、なんだか物欲が湧いてきて手を出してしまいました。
ロシア・KMZ製レンズ Industar-22 50mm/f3.5。
ライカエルマーっぽい外観でレンズ構成はテッサー。マウントはLマウント。
ヤフオクなどで低価格で簡単に入手ができる。





コイツをa7Riiで使おうと思うと意外と一筋縄ではいきません。

問題点1) L->M変換リングに干渉する

このレンズはLマウントのため、Mマウントにいったん変換してからマウントアダプタに噛ませる必要があります。
この際にL->M変換リングを使用しますが、このリングへの取り付けの際にピントリングに付いている無限遠ロック用のねじが干渉し取り付けができません。
取り付けができたとしても、無限遠位置にピントリングを持ってくることができません。

この問題の解決のため、固定用ねじを取り外す必要があります。
ノブ側(上面側)をペンチなどでつかみ、ねじ側(下側)のねじを反時計回りに回すことで取り外しができます。
(※ペンチでつかむ際、ゴムやマスキングシート等で養生をおこなってください。傷がつきます)


取り外した固定用ねじとノブ、バネ。なくさないようにしよう。


問題点2) LM-EA7に干渉する

これまたピントリングですが、LM-EA7への取り付けの際に下側の出っ張りに干渉してしまいそのままでは取り付けができません。
一度LM-EA7を全繰り出し状態にしてから取り付けることで回避ができますが、ピントリングが下側を向いた状態では繰り出しが戻った際に干渉するため、必ず無限遠位置か最短位置(近接撮影時)にピントリングを移動するようにする必要があります。
半端な位置にピントリングを置いたままLM-EA7を動作させると破損の可能性があります。


下方向にピントリングのノブを置くのは危険


運用上の注意点として、レンズを沈胴しないこと。せっかくの沈胴レンズですが沈胴させてしまった場合カメラ本体内の機構と干渉してカメラ側を壊す可能性があります。
伸ばしたままで運用しましょう。

実写は外出自粛期間がおわってから、また。



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