E-P3、PL3、PM1。同一世代でスペック比較してみました。
スペック比較
・ | E-P3 | E-PL3 | E-PM1 |
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掲載時点の価格(amazon/レンズキット) | |||
操作系統 | |||
撮影モード切替 | ダイヤル | 設定メニュー | |
操作ダイヤル | 2個 | 1個 | なし |
タッチパネル | あり(静電容量式) | なし | |
モニタ | |||
背面モニタ | 3インチ(3:2) 有機EL(92万画素相当)※1 | 3インチ(16:9) 液晶(46万画素) ※2 | |
モニタ稼働 | なし | あり(上下方向) | なし |
連続撮影 | |||
連射機能 | 3枚/秒(AF/AE/手振れ補正あり) | 連射H 4.1枚/秒(AE/AEなし、手振れ補正あり) 連射H 5.5枚/秒(AE/AE/手振れ補正なし) 連射S 3枚/秒(AF/AE/手振れ補正あり)※3 | |
連続記録(RAW) | 11枚 | 9枚 | |
その他 | |||
水準器 | あり | なし | |
縦横記録 | あり | なし | |
アートフィルター | 全部入り | 6種類・エフェクトあり | 6種類・エフェクトなし |
フラッシュ | 内蔵 | 外付け(製品に付属) | |
サイズ | |||
本体サイズ | 122.0mm(W) ×69.1mm(H) ×34.3mm(D) | 109.5mm(W) ×63.7mm(H) ×37.3mm(D) | 109.5mm(W) ×63.7mm(H) ×34.0mm(D) |
重量(電池込) | 約369g | 約313g | 約265g |
※1 ... 精細感は優秀。明暗の再現性、視野角に難あり。
※2 ... 16:9なため、4:3、3:2での撮影時は両脇の無駄な領域が大きい。4:3での表示サイズは実質2.5インチ
※3 ... 連射Hの場合、2枚目以降のピント(AF)、露出(AE)は1枚目と同一に固定されます
「画質」という面においてはRAWで撮る限り3機種はまったく同等のようです。(JPEGは味付けや設定可能な値がが異なる模様?)
大きく異なるのはサイズと背面モニタ関連。
モニタ関連はE-P3は有機EL+タッチパネル、PL3は上下稼動液晶、PM1はただの液晶。
精細感ではP3が飛びぬけていますし、タッチパネルを使用したAF点指定はとても便利です。
PL3の上下稼動液晶はマクロや煽りなど、アイレベル以外での撮影時に役立つでしょう。
PM1はそれらがオミットされた代わりの小ささ・軽さ。
操作系統ではPM1はダイヤルがないという完全コンデジスタイル。主にiAutoやPモードを利用する方向けですね。
オリンパスらしいというかなんというか差が微妙かつP3がパーフェクトというわけでもないという実に選択に悩む感じがあります。
P3のモニタが可動式だったら悩む必要はないのですが。上下稼動+タッチパネルなら物撮りや三脚固定時にとても便利だと思うんですが...
まとめ。
大体次のような感じでしょうか。
・コンデジからのステップアップ。気軽に高画質な写真が撮りたい → E-PM1
・一眼レフからの乗り換えやサブ機として。いろいろな設定と撮影を楽しみたい → E-P3
・稼動液晶がほしい。適度な操作性がほしい。P3は高い。 → E-PL3
PL3の選択がなんだか消極的になってしまいました。
まぁ大体なんにしても中間機ってそんな感じもします。
PM1はとても魅力的な選択肢です。
P3より100g以上軽く、それでいて画質は同等。お値段お安め。
米国B&Hから輸入したらなんとレンズキットで5万円を切ります。(リスクはありますが)
持ちやすさや外見、色の好みなどもあります。
実際に家電量販店やショールームで触ってみるのがいいでしょう。
個人的な選択
いろいろ書きましたが個人的にはE-P3しか選択肢がありません。
なぜならPL3とPM1には水準器および縦横記録がありません。
縦ばっかりで撮影する自分には致命的なのでした。
蛇足。
最新にこだわらないならお安くなったPL1sやPL2って選択肢もありますよ。
画質は大差ありませんし。