Lightroom3のレタッチ機能



2011-06-06
Lightroomは基本的に写真の管理、現像ツールであり、レタッチソフトではありません。
本格的なレタッチを行う場合、Photoshopと併用する形になります。

しかし、ゴミ取りなどの軽微なレタッチであればLightroom内で処理することも可能です。

Lightroomには次のレタッチ機能が搭載されています。

1.トリミング・回転機能
2.ゴミ取り
3.赤目補正
4.指定領域へのパラメータ変更

1.トリミング・回転機能


写真のトリミングと回転を同時に指定することが可能です。

トリミングは比率を指定し、その比率を保ったまま行うことが可能です。

トリミングで残る部分と切り取られる部分は色が変わり、確認しながら作業ができます。
また、トリミング後に残る部分には9分割線が表示されますので、黄金比などを意識しながらの作業が可能です。


回転を行う場合、同時にトリミング範囲も指定できます。
回転を行うとどうしても有効な範囲が狭くなりますが、それを目で確認しながら作業できるので助かります。

ゴミ取り


ゴミ取りブラシを使用して小さなゴミを削除することができます。
センサーについてしまったゴミや、画面に写りこんでしまった余計なものを簡単に削除できます。

あくまでも「ゴミ取り」の機能ですので、あまり大規模な修正には向きません。
人物や物を丸々削除するような修正を行う場合はPhotoshopに頼ることになります。

赤目補正


フラッシュを使った撮影時、人物や動物の目が赤く写ってしまうことがあります。
これを取り除く専用の修正ブラシが搭載されています。

※私自身はフラッシュをまったく使わないし、人物写真をめったに撮らないので使ったことがありません

指定領域へのパラメータ変更


ブラシまたはグラデーションにより範囲を指定してその領域内で現像パラメータを変更することができます。
指定領域を暗くしたり、明るくしたり、シャープスを変更したり・・・といった機能です。

これはわりと強力で、写真のイメージを大きく変更することができます。



これらのレタッチ機能と現像パラメータにより、大部分の写真処理はLightroom内で完結できると思います。

この範囲を超えるレタッチや修正はPhotoshopなどの外部ツールやプラグインに頼ることになりますが、外部アプリで編集した結果もシームレスにLightroom内で取り扱うことが可能です。






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